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 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
Come la Musica!
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今月の音楽はこんな感じ。レッスンでご試食時にも流せそうなものと、掃除や準備のときに流す個人的な趣味が半分半分。



「料理をする時は五感を働かせて…」といつも生徒さんにも言っているのに、残念ながら耳の出来がひどく悪いのです。

美味しい料理を完成させるうえで、比較的ダメージの少ない器官で幸いでしたが(そう、自慢の嗅覚が一番大事なんじゃないかな、と思います。舌より鼻では?)、耳が悪いせいで語学も音楽も今ひとつ。

私のイタリア語は、日常生活のシーンでなら、ナンとかイタリア人の方にも通じるようなのですが、旅行に同行した友人が必ず口を揃えて言うことには、「玉緒さんのイタリア語は、一体どこから(日本語から)イタリア語になったのかが全くわからない」のだそう。どうも、ほとんど普段話している日本語と変わらないリズムと抑揚で話しているらしい。

「歌うように話しなさい」と言われるイタリア語は、それではダメなのに…。

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なんで、こんなことを書いたかといいますと、先日箱根をドライブしている最中に、ラジオから聴こえてきたイタリア語に釘付けになったから。

インタヴューに答えていたニコラ・コンテというイタリア人男性は、実に魅力のある声で素敵な話し方をします。プロデューサーとしての自分が選ぶヴォーカリストの声を色に例えた話など、ものすごく詩的で、でもイヤミではなく、そのとき初めて知った人なのにもっといろんな話を聞きたかった。一聴にして(?)思わずにわかニコラ・ファンに…例え雲のうえの人物でも、好きな人ができるって結構幸せなことです。

言葉はいつだって想いには足りないので、「言葉なんて…」と思う一方、最近は「言葉って大切だなぁ」とも思うのです。話は飛びますが、昨日のオバマ氏の演説にも感銘を受けました。原語で聞くとなおのこと。

声フェチだからなのか、気がつくと身近な人たちは「声と話し方」が自分の好みに合うのです。出来が悪い割には、耳で感じることも大事にしたいのですね、きっと。

こう言ってはナンですが、イタリアは大好きだけれど、イタリアのポップスや現代音楽を聞くにつけ「いまだにこれって、どうかしら?」と思っていました。が、彼のインタビューを興味深く聞き、その後流れる音楽を耳にしたら、「こんな人もいたのねぇ」と嬉しい驚き。でも、これだけの才能、すでに知られた人らしく、つい先ごろ近くのブルーノートにも来ていたなんて!…歩いて2分の距離なのに、知らずにいたことが、すごく残念。

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しかし、このサイトでのインタヴュー(音が出ます)の日本語訳を読むと、本人の話すイタリア語を耳にしたものとしては、全く納得がいきません。とびきり上品な知性を感じさせる、ソフトな言葉遣いの人だったのです。南部プーリア出身というのが意外なくらい、非常に美しいイタリア語を話します。

翻訳は難しい。

慌ただしいときにイタリア語でメールをもらうとつい、英語と違って私にとっては書くのは話すよりよほど大変なので、翻訳サイトに頼っていました。読む方は問題がなく、これまで利用したことがなかったのですが、これを見て試しに、イタリア人の友人から最近もらったメールを翻訳にかけてみると、とんでもないことで!!

「HO PARLATO CON MIA SUOCERA E HO APPRESSO LA TRISTISSIMA NOTIZIA. VORREI E AVREI VOLUTO ESSERTI PIU'VICINA: GLI AMICI SERVONO A QUESTO. QUANDO AVRAI VOGLIA O BISOGNO DI QUALUNQUE COSA CHIAMAMI,PER FAVORE. UN BACIONE.」

「私は、私がiを接近してもらう私の義母IT ISに向かって話しました悲報。私は欲しいです、そして、私はあなたでありたかったですPIU'VICINA: 友人は、これにサーブします。あなたが何でもという欲望または必要を私に電話をしてもらうとき、お願いします。 大きいキス」

全然内容が合ってないことに驚愕!これではお話になりません。「あなたのもっとそばにいてあげたかった…友達ってそういうものでしょ」という感動の一文も、全くもって意味不明。一体これまで私はどんなメールをイタリア語で送ってしまっていたのでしょう!こんな本もでていますが、英語の翻訳サイトはもう少し実用的にできているのでしょうか?

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さてさて、本当はこの「ニコラ・コンテ」のCDを買いに行ったのに、この頃もの忘れが激しくて、5分前のことは忘れる(うちの)犬並みの記憶力。なぜだか肝心のCDを買い忘れて、視聴した2枚の新作を購入。

「あれ?」と気づくとすでに時遅し、バタバタしたレッスン週が始まってしまいました。いけてるようないけてないような彼本人のサイト(こちらも音が出ます)に告知のある、20日から始まるローマでのライブを聴きに行きたい!
by amarone-masi | 2008-11-06 09:28 | 日々のあれこれ
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