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 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
ポルトガル土産
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可愛い手編みのブルーのバッグと、ハーブのきいたおいしい塩。

日本から訪れる人はまだまだ少ない、最西端のヨーロッパ「ポルトガル」のお土産です。



お蔭様で、個性豊かな楽しい友人に恵まれています。中でも非常にユニークなのが、今日教室に遊びにきてくれたカメラマンの大串祥子さん。

彼女がまだ大学生だった20歳の夏に、交換留学できていたフィレンツェの語学学校で出会いました。掲示板の前で1人、心細気に佇む彼女を見て、私にとっては2度目のフィレンツェ滞在でしたから、「何か困っているのかしら?」と声をかけたのがキッカケ。

私は大人げなく人見知りの一方で、おかしなところでおせっかいなタイプみたいで、特にイタリアにいるときは、困っている同郷の友を見るとつい助けたくなります。

帰国後もご縁が続いて、自宅に食事に招いたりしていたのですが、私が教室を始めることになると、真っ先に生徒になってくれました。お菓子も料理も熱心に習ってくれた、最初の愛弟子でもある彼女。

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広告代理店勤務を経て、その後ロンドンの写真学校に留学されて、気が付くといつの間にか人物フォトグラファーとして立派に仕事をされていました。ご活躍です。

しかし、出会った頃の印象が強く、私にとってはいつまでも可愛い後輩の「祥子ちゃん」のまま。祥子ちゃんは祥子ちゃんで、私を評して、「玉緒さんは、最初に出会った頃と驚くほど全く変わっていませんよ。まるでドリアン・グレイ並み」とおかしなことを言っています。

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そんな彼女は、取材撮影で世界を飛び回っていて、有難いことに、仕事で忙しい中、いつも気のきいたお土産を選んできてくれます。

先月は、北京五輪の取材で長期滞在していた中国のお土産に、チャイナプリントのバッグを頂きましたが、気に入って愛用していたところ、今度はポルトガル製のバッグ!日本にいながらにして、祥子さんの活躍のお陰で世界中のバッグを所有できそうです。

ささやかなお礼の気持ちで、今日はレッスン後にまかないのお昼をご馳走しました。

最近ちょっぴり落ち込んでいたのですが、後で祥子さんからは、「料理は人を元気にする命の源でありながら、他の芸術と同じで、作り手の深い心の波動が食す人にも伝わるのなら、それは素晴らしいことだと思います。今日のお料理もいつものお料理も、どちらも遜色ないコンスタントなプロの腕前でしたよ。うれしいときも、悲しいときも、詩人は詩を詠み、料理人は料理を作る。当たり前のことってすごいことなんですね」という励ましのメールをもらいました。

彼女こそ、やっぱり芸術家なんですね~。私とは表現力が違う!

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ついでに…昼食後に銀行に向かう途中でみかけた植物。ナンだかてんとう虫みたいだと思いませんか?

今日はさわやかな秋晴れでしたから、つまらない雑用も、散歩を楽しむような気持ちで往復しました。いつも通っているごく近くの道も、少し気持ちに余裕をもって歩くだけで、小さな発見がいろいろあります。
by amarone-masi | 2008-10-16 22:57 | 贈りもの・お土産
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