ここ数年の間に一気に増えた東京の新名所。数あるコンプレックスの中で、一番気に入っているのはミッドタウンです。職場から近いということもありますが、全体に空間が広々としていて、窓から緑の芝生が見えることが魅力。
昨日から始まったガレ展のチケットを生徒さんに頂いたので、お休みを利用して行ってみました。新しいサントリー美術館に脚を運ぶのは初めてのことでしたが、こちらも上手にスペース活用されており、ゆったりと展示物を見ることができます。
昨年もちょうど春の箱根でガレの常設展を見ました。
緻密なスケッチと構想に基づいて作られる、実に芸術性の高いガレのガラス作品ですが、今回はオルセーを始め、いろんなところから作品が集められていて、一層見応えのあるものでした。いつものことながら、100年以上の年月を経て、今に通ずる優れた美意識をもった人がいた、ということに感動を覚えます。
館内を進むうちに、晩年の作品には病を抱えた作家の心情を感じとって少し暗い気分になりましたが、そんな辛ささえも全て美に反映させてしまう芸術家の一生について、しばし想いを馳せました。花冷えの陽気、薄曇りの空がお似合いのガレ。
いよいよ花粉症デビューなのか、体調が今ひとつなものですから、「不調のときはインドカレー」の鉄則を守ってランチ・ビュッフェに。
帰りには地階のD&Dでチーズを購入。こちらのチーズとハムの品揃えは都内のD&Dで一番なのだそう。