台湾を訪れる一番の楽しみは、何と言っても中国茶。台北には本当にたくさんのお茶屋さんがあるために、必ず訪ねるお気に入りのお店のほかに、毎回ひとつは新しいお茶屋さんにも挑戦しようと思っています。
今回は永康街のそばにある「治堂」を初めて訪れて、店主のかたに丁寧にいれて頂いたお茶をゆっくり楽しませてもらいました。曇り空から一転し、あいにく雨がしとしと降ってきましたが、穏やかな店主の方といい、お店のしつらえといい、しっとりした雨降りが実によく似合うお店です。静かな午後を過ごし、慌ただしい日常を忘れて、心が洗われるような気持ち。
治堂でとびきりおいしい(そしてお値段も立派な)烏龍茶を少し買い求め、お土産用にはパッケージの可愛い「徳也」で金宣茶などの小さな箱をいくつか購入。お茶受けに、オーブンで焼いて仕上げる蓮の実餡のパイも買ってきたので、忙しい1日、つかの間の休憩はこんな感じで…台湾や香港の中華菓子は甘さが大変控えめで、頂くたびにほっとします。