以前のコラムでも美味しい「塩」をいくつか取り上げてきましたが、最近のお気に入りは仏産「カマルグの塩」。地中海をのぞむローヌ河口のデルタ地帯であるカマルグの塩田でとれたものです。
本場フランスではゲランドよりカジュアルなブランドだそうで、可愛いパッケージがお土産に人気らしいですね。これは、最初に塩田に現れる塩の結晶を詰めた「ペルルドセル」という塩で、教室にあるゲランドの塩よりは随分甘さが強いです。
今回アルサーレで焼き上げた魚に添えるために、スタッフの人の勧めで初めて使ってみました。
とがった辛みがないから、彼女の言うように「寄せ豆腐」のような繊細な和の素材にもすごく合いそうですよ。
ゲランドが「塩の花」ならば、こちらは「塩の真珠」を謳っています。
「真珠」の呼び名にふさわしく、ご覧のように真っ白な塩なのです。味のよさだけでなく、その色も、クリスマス料理に使うのにぴったり!と思って選びました。
カマルグでは、水と土壌の性質に恵まれたため、精製せずともこのように真っ白な塩が摂れるのだそう。栄養価の高さはそのままの美しいお塩です。