人気ブログランキング | 話題のタグを見る
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
2015年4月の和食のレッスン
2015年4月の和食のレッスン_e0119321_1875958.jpg
4月の和食はこんな感じで…和食はレッスン日が遅いので、5月に入っても使えるように初夏をイメージした献立です。

まずは北陸出身の友人が帰省の際に食べていた「ふきご飯」、油揚げとふきを炊き込むようですが、桜海老ものせて彩りよくアレンジ。本番ではもう少しお醤油色のご飯になります。

「北陸つながりで能登のもずくを」と考えたのだけれど、フコダインが多い沖縄もずくを使うことに。新しょうがを使った生姜酢和えには、トマトマニアの私が、最近「あめーら」からすっかり浮気中のご贔屓、「珊瑚樹トマト」もトッピング。

フコダインとは、もずくや昆布などの海藻類に含まれているぬめり成分で、水溶性の食物繊維。

沖縄もずくには良質のフコイダンが豊富に含まれており、沖縄のお年寄りの長寿の秘訣ともいわれています。市販のもずく酢でも復習して頂けますが、「生もずく」も1キロパックから市場で買えるはず、懇意になさっている魚屋さんがあれば注文されると好みの味付けでたっぷり食べられますね。魚の仕入れがある月であれば、教室でももちろんご用意できますよ。
2015年4月の和食のレッスン_e0119321_188054.jpg
6月いっぱいはバタバタしていて私があちこち食べ歩けないぶん、生徒の皆さんが「春の京都」でもしっかり和食の食べ歩きに励んでくださって…今月のお椀と焼き物は、お土産代わりに見せていただいた食べ歩き料理写真を参考に。

鍋仕立てにもできる「あさりと独活のお椀」は、「じき宮ざわ」さんのお鍋からヒントを頂戴しました。「独活とあさりと何か山菜が(笑)」ということでしたが、すべて真似する必要はありませんから、生椎茸を加えてあさりの出汁を殺さない程度に少し風味を補いました。

2015年4月の和食のレッスン_e0119321_188324.jpg
以前に「鰆の幽庵焼き」で紹介した漬け地がとても好評で、私自身も普段のおかずによく作ります。

しかし、料理は完璧にイタリア仕込み(笑)、幽庵焼きもオーブンで仕上げれば、魚の身はふわっとして、おもてなしの際にも案外手間要らず。グリラーでも復習して頂けますが、返す手間がなくて、天板に焼き網(=ケーキクーラー)ってとっても便利です。

お店では「皮付きの切り身」でしたが、別の生徒さんが、「桜鱒の幽庵焼き」を食べていらしたので、「なるほど、鱒でも春らしい色合いで美味しそう!」って。

こちらは祇園琢磨さんのお皿にヒントを得ました。「煮物の炊合せ」なども野菜の刻み方が大変洒落ていて、筍、人参、湯葉、わかめの炊合せ、私も早速取り入れておもてなしで使いました。今年は筍メニューはオシマイだけど、またいつか和食のレッスンでもご紹介しますね。

2015年4月の和食のレッスン_e0119321_188468.jpg
日向夏から急遽フロリダグレープフルーツに変えた寒天寄せ、流しかんに流してカットしても素敵ですが、器ごとサービスしたり、こんなふうに皿に抜き出したりしても様子がよい。常温でも固まっているので、持ち寄りなどにも便利な寒天デザート。器を選べば、イタリアンの食後にもいけそうですよね。

2015年4月の和食のレッスン_e0119321_188556.jpg
5月の和食は鰹の献立を予定しています。
2015年4月の和食のレッスン_e0119321_188697.jpg

by amarone-masi | 2015-04-23 18:39 | レッスン
<< 5月のイタリア料理教室のご案内 フレッシュミントティ >>