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 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
4月のアンティパスト「人参のブリニス」
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昨日は「新人参のブリニ」としてご紹介しましたが、「人参のブリニス」。

ドルチェ用の甘い配合もレシピには記しておくけれど、やっぱりスターターでご紹介することのしましたので、砂糖を加えずとも甘さを出すには雪下人参のような「越冬人参」のほうがいいかしら、と。

しかし、おそらく、この細かい風味の違いにこだわるのは私くらいで、まぁ、とにかく「人参」であれば、ご家庭で簡単においしく復習して頂けますから、「新人参」でも、「越冬人参」でもなく、「人参のブリニス」とさせてください(笑)。

そして、「ブリニ」はご存知のように、サワークリームやキャビアをのせて楽しむ、ロシア発祥のじゃがいものパンケーキ。イタリアやフランスでは「ブリニス」と発音されるため、今回はレッスンでも「ブリニス」と呼ぶことに。

写真では、今月ご紹介するオススメ食材、「ファットリアビオ北海道」のおいしいリコッタチーズのほかに、スペックというイタリアの生ハムを挟んでいますが、スモークサーモンやいくらをのせても美味しいですよ。

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下処理をして昆布出汁につけた蕗、日本の春は目に美しくおいしいものがたくさんありますね〜。

青葉の季節に向けて、レッスンでも、そら豆、アスパラ、グリーンピースなどなど、旬を迎える青い野菜をたくさん使って参ります。



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最近のお悩みといえば…楊貴妃メダカのイーとアールのつがいが合っていたようで、ドンドン卵を産んでしまうこと。

メダカの産卵は3月〜5月だそうですが、2月中旬から卵を産み始めた巨体のイー。最初のうちは、(今思うと無精卵のままで)ちっとも孵化しなかったものだから、「卵が全然かえらないんだよね〜」とつぶやくと、友人が「玉緒さんがずっと、『増えたら困る』って言ってるからだわ」って…確かに。

どうして突如メダカが家にきたのかと言いますと…秋のお墓参りの際に、たまたまいつもの祐天寺駅そばの花屋さんで、なぜかメダカをパック売りしていたのです。両親が旅立った秋はどうも気持ちが塞ぎがちなこともあって、三匹1パックで売れ残っていたこの子たちを見て、「ココで売れ残って処分されるより、(もしかしたら、すぐに失う命にしてしまったとしても…)うちで飼ってあげたほうがまだ幸せかしら?」と。

飼育委員会にいた動物好きとしては、子供の頃からいろいろ飼ってきましたが、魚は兄の担当で、食べるのは好きだけど、飼うのはあまり興味がなくって、育てる自信があまりなかったのですが。寿命をきくと、「長くて三年、だいたい一年くらい」ということでしたから、そのくらいなら責任を持って飼えるかしらと考えました。

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連れてきたときは、身体のサイズが全く違う三匹を、大きいほうから、「イー、アール、サン」、勉強中の北京語の「1、2、3」と名づけたのに、一週間後に一番小さなサンちゃんが飛び出し事故で亡くなってしまいました…一番名前の発音もしやすかったのに。

2尾になったのは悲しいけれど、「メダカは増えますよ」と聞いていたから、実はちょっとほっとしたところもあったのです。2尾だけなら雌雄とも限らないし、って。

それが卵を生み出したので、「増えたら困る」とこぼしていたのですが、先の友人の指摘に反省し、「増えてもいいよ」と言った途端に(私が軽度の神秘主義者なだけじゃなくってね、ホントなんですよ〜)、卵がかえりだしたのです。言霊ってあるのでしょうか。

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今のところ、8尾、これで充分なのですが、今朝もまた卵を産んでしまったイー。

私は偶然飼ったのだけど、巷でメダカって流行っているのですってね。と、さりげなぁくオススメして、多肉植物に続いて里親募集しないといけないかも。
by amarone-masi | 2015-04-11 23:17 | レッスン
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