すでに終了いたしました「夏の講座2013年 イタリア料理レッスン」のコースの写真を、皆さんの盛り付けのヒントになるようにこちらにまとめておきますね。
スターターは「冷製フェリーニのペスカトーレ」。
レッスンでは、生食用なので少しレアにポアレした「天使の海老」や、入荷がスタートしたばかりの「モンサンミッシェルのムール貝」、帆立に赤イカなど海の幸も盛りだくさんでしたが、徹底して火を使いたくない気分の日には、刺身用の甘エビや帆立貝柱だけでも。
ただし、少し頑張って、こうして火を入れるものと入れないものを組み合わせると、食感の違いが出て美味。フレッシュトマトのソースにはムールのブロードを入れていますが、あさりや蛤のジュの冷凍ストックでも大丈夫。
プリモは、甘いとうもろこしゴールドラッシュと、北イタリアが誇る美味しいウオッシュタイプのチーズ「タレッジョ」を使ったリゾット、とうもろこしの芯も加えてとったブロードで炊きあげました。
タレッジョが手に入らなくても、パルミジャーノやグラナで復習して頂けます。アクセントにしたのは、一番お手軽なソースの市販のクリーム・バルサミコ。
セコンドは、ヘルシーだけれどぱさつきやすい鶏胸肉を、ブラインすることでしっとり&しっかり味付けした「鶏のマスタード焼き」。
刻んだフランスパンも、かりかりの部分と肉汁を吸ってしっとりした部分があるのが美味!ハーブは、バターで仕上げているから、乳製品と相性のよいタイムを使っていますが、イタリアンパセリやバジリコでも。
こちらは以前にビクトリノックスのリーフレットでご紹介したリチェッタをリニューアルしました。前もってパンをのせるところまで準備しておけば、オーブンに15分入れるだけなので、おもてなしにも便利ですよ。
余ったスプレッドでソースを作り、オーブンで一緒にポテトを焼いて楽しむのが定番だけど、酷暑向けにさっぱりと、ライム&蜂蜜で甘酸っぱい爽やかなドレッシングを作ってフレッシュサラダを添えました。
そして、ドルチェは、「ブルーベリーのティラミスー」。
残念ながら日本ではフレッシュベリーがちょっとした贅沢品なので、ティラミスーの生地には市販のジャムを加えていますが、もちろん手作りジャムなら最高!ですね。
久しぶりに本場のサボイアルディを使ってティラミスーを作り、「やっぱりこれは普遍的なヒット作、万人受けする美味しいドルチェだなぁ」とつくづく思ったから、9月のレッスンでもレモンのティラミスーを紹介しようかなぁ、などと…最近のイタリアではティラミスーにリモンチェッロを使うのがブームだってご存知でしたか?
こうして1人分ずつ用意しておいたほうが、おもてなしのシーンではサーヴィスするとき世話なしなので、器も三種使って盛り付けのアイディアをご紹介しました。
でもね、大きくバットに作って、お皿にスプーンで盛るのも家庭らしくて素敵。
お菓子は作るのが楽しく、殆ど制作専門?で、滅多に買ってまでは食べないのですが、フルーツが大好き!そんな私をよく知る友人たちは、旅先や帰郷の際に季節の果物を送ってくれます。
お盆休みも、葡萄や桃をたくさん送ってもらいました!写真は山形のキングという、種なし葡萄、温泉巡りをしていた友人が、たまたま立ち寄った果樹園で美味しかったから、と送ってくれました。
そして、毎年のように頂戴している友人の故郷の桃!フルーツ全般(バナナを除いて)大抵なんでも大好きだけど、日本のおいしい白桃は格別!です。
「桃は幸せの香り」って、昔からずっと思っていたけれど、「桃って、見てるだけでもなんだか和むよね〜」との友人の弁に、まさしく、「見てよし、食べてよし、香ってよし」だなぁって…追熟させるため箱ごと玄関に置いている桃たちを、帰宅するたびに眺めてはちょっぴりささやかな幸せを感じています。
早速ランチには、冷たい桃のパスタを…貝のブロードを加えずに作るシンプルなフレッシュトマトソースで和えたフェデリーニに、たっぷりの美味しい桃と生ハム&バジリコをトッピング。