2月はもっとも寒さの厳しい季節、今月までは冬のメニューを組んでいますが、身体を温める葱をたっぷり使って、オニオングラタン風のスープを作ってスターターにしました。甘みの強い玉ねぎでもよかったのですが、最近通い詰めている台湾などの中華圏では「長ネギ」のほうが身体を温める薬効があるとされています。寒い中いらしてくださる生徒さんを、スパイシーなホットワインと熱々のスープでお出迎え!
ポロネギを使って、ひよこ豆を加えて作るスープはイタリアでもよく作られているので、当初主役は「ポロネギ」にしようかな、と思っていたけれど、案外普通の長ネギのほうが試食したスタッフにも好評。炒めるとコクが出るうえ、日本に住む私たちには身近な食材なので、今月は長ネギ3本を4人で食べきるレシピです。
電子レンジを活用したため、鍋での加熱時間は短いけれど、少し色づくくらい炒めてあるから、秋にご紹介したポタージュ仕立てとは全く違った美味しさなのです。今回も、「
マギー 化学調味料無添加コンソメ」に助けてもらって、どなたでも失敗なくできる一品になりました。寒い季節、朝ご飯にも、お夜食にも、身体が温まるのでお勧め!
レッスンでトッピングしたチーズはヴァッレダオスタ州の「フォンティーナ」、ナッツのような香りがしてミルクの味が濃い、加熱するととろけるタイプのチーズです。ちょっぴりクセがあるけれど、お味見で、小さく刻んだフォンティーナもそのまま召し上がって頂きましたが、「美味しい〜」と概ね好評でした。
フォンティーナを使ったイタリア料理では、「フォンデュータ(Fonduta)」 がもっとも有名です。フォンティーナを牛乳などでのばした北イタリアの冬の定番料理「フォンデュータ」は、スイスのチーズフォンデュとはまた違ったまろやかな味わいです。「フォンティーナ」は生徒の皆さんにも気に入って頂けたようでしたから、これも是非そのうちご紹介したいな。