本日18時半〜のお家ダイニングは沖縄料理。写真は、皮付き三枚肉をこっくり煮込んだ「ラフテー」、飴色に染まったプルプルの皮がご馳走です。
中国杭州の浙江料理の「東坡肉(トンポォロウ)」が、沖縄県に伝わってラフテーとなり、長崎県では卓袱料理の東坡煮(とうばに)となったと言われています。いわゆる角煮もそこから派生したもの。
お好みの分かれるところかと思うけれど、「真の豚好き」ではない私は、臭みなくしっかり余分な脂を除いた出来上がりが好み。長い時間をかけて煮込むので、肉の部分がぱさつかないよう途中では脂をひき過ぎませんが、できあがった煮汁は一度冷まして脂を除いてから温め直します。
こうして作ると皮や脂身も、しつこくなくてぷるっとしたまさにコラーゲンの塊!、いつもの角煮よりたくさん召し上がれると思いますよ。
しかし、ホントに手持ちの和食器がないという事情がしのばれますが、↑の
白山陶器の器はご飯を盛ってもよし、こうして煮物をのせてもよし、の便利な器。また、カットの仕方と器の色や形をかえると↓、同じラフテーも随分表情が違って見えますね。
本日のダイニングではこのラフテーのレシピのほか、下茹での段階で取り分けた肉と煮汁で炊くご飯、「ジューシー」のレシピを差し上げています。
我ながらあまりに美味しく煮えたから、明日からの和食のレッスンの献立にも、「ラフテー」を組み込むことに。
ダイニングのテーブルはこんな感じで…週末のアフタヌーンティレッスンで教材にした花たちがまだ少し元気でいたので、2つに分けて小さく生け直しました。
和食器は華やかな色や柄ものも多く、黒敷きに映えるため、テーブルマットはダイニングの定番の黒。2つの花のアレンジの印象が随分かわってしまったから、こうして2箇所に離して置くことに。
箸置きは、名護の浜辺で貝殻と一緒に拾った珊瑚のかけら、旅の思い出のひとつです。
お家ダイニングの準備では、福の神が降りてくるように、ついいつも1席余分にセッティングしてしまいます。