普段は意外に無口なほうで(=ホントです)、1人でいるのはさほど苦にならない私でも、外での1人ご飯はちょっぴり苦手。
しかし、なぜか朝食だけは別枠で、イタリアでも(特にイタリア人と同居のアパート暮らしだったときには、朝からキッチンで目玉焼きとか焼いていると奇異な行動に思われるので…)学校のそばのバールなどで軽く食べるのが習慣だったせいか、時々気分転換に外で食べたくなります。
まだ街が混みださないうちに、散歩がてら1人外で静かな時間をもつ。ソコで今日やるべきことを整理したり、時にはひたすらぼーっとして珈琲を飲んだり…しかし、アオヤマ暮らしも14年目に入り、お気に入りの朝食スペースも次々閉店していってしまいました。ペルバッコで「ウン・カフェ・エ・ラッテ、ペル ファヴォーレ」などといつものイタリア人の店員さんに言っていたのも遠い過去。
最近はよほどのことがない限り、留守にしないよう、朝昼晩と家ご飯専門でしたけど、少しずつ昔の習慣を取り戻してきています。用事があっても、なるべく近くの街で済ませて外出時間を短くしよう、などと心配しないで済むようになったから、銀座や日本橋など昔から馴染みのある街にもずっと出やすくなりました。
一昨日の朝は朝イチで近くの銀行で振込その他用事を済ませ、10時を回ると外はすでに猛暑でしたから、涼しげな近くのショコラティエに吸い込まれてしまい、モーニングセットを…
なんだかんだとホントによく利用しているカカオサンパカさんですが、今年のVDにはこちらの板チョコを贈ったくらいですので、ショコラももちろん評価しているのだけれど、どうにも私はこの、ぴかぴかの木の床&少し薄暗い感じ、に弱いみたい。
閉所恐怖症気味なので、広々して天井だかが高いことも魅力ですし、大きな窓、そこから見えるグリーンとそろって、好みの空間なのですよね。
また、お店にとってはちっとも有難くないことでしょうけれど、日中は混み合う店内も朝はご覧の通り。
貸切状態のことも多く、注文するバースペースと離れているので、静かに考え事などするのにもぴったりの場所なのです。
そんなわけでお気に入りのカフェですが、このモーニングのパニーニはさくっと焼けて本場以上においしいパンで、ものすごくよくできているのに対し、サラダと珈琲は普通なのがちょっぴり残念かな。
外ではなかなかしゃきっとしたおいしいサラダって食べられませんよね。スープを選ぶほうがよいみたい。
一方、昨日は不思議な偶然がたくさん重なった一日でした。
週末遊びにきてくれた友人が、飾ってあるマロやんの写真をみて、「なんだか淋しそうな顔ばかり」というものだから、業者さんを待ちながら、写真を選び直していたのです。
ついでにもう一度、デジカメのことでリコーに脚を運ぶつもりでいたので、配達が届いたところで慌てて銀座へ。
カメラの不調というよりは私の不調が原因だったようでして、技術者のかたに熱心に操作方法を教えて頂きましたが、いろいろ待ち時間も多く、合間にのんきにiPhoneで写真をあげたりしていたのですが…
すると、それを見た友人もたまたま銀座ですぐ近くにいたらしく、しかも、彼女が撮ったマロやんの写真を現像してくれたところだとの連絡。
昨日は朝から何も食べていなかったので、ようやくお三時に近い時間になって千疋屋のアボカドレタスサンドを食べました。やっぱり1人で食べるより、仲良しと頂くほうが美味しいですよね♪
有難いことに、「新盆だから」と額装してくれたマロやんのナイスショット。マロやんが好きそうなアンコ入りのおやつのパンまで用意してくれていました。
亡くなるちょうど1週間前、ワッフル講座にきてくれた彼女とスタッフの緑さんで、レッスン後に私がキッチンを片付けている間に散歩に連れていってくれたのです。お天気のよい日中散歩に出られる機会は少ないし、満面の笑みで楽しそうなマロやんの顔、このワッフル講座自体も臨時に頼まれて急遽企画したもので、この日を境に具合を悪くしてしまったから、最期に可愛がってくれた2人にご挨拶をして亡くなったとしか思えません。
そして昨日もきっとマロンが引き合わせてくれたのかな、って…家に戻って無事頂いた写真も並べて飾り、パンをお供え、花よりダンゴの食いしん坊のマロンらしいお盆の準備です。