今月のアンティパストは、「ホワイトアスパラガスのピクルス」。りんご酢を使ったさわやかな酸味が特徴です。
生産者の皆さんを応援する気持ちも込めて、国産を使おうかなと思っていたのですが、産地が北海道に上がってくるまでしばらく品薄なようだから、今年は結局仏産空輸のホワイトアスパラを使っています。
最近では、イタリアのアスパラガスの名産地「バッサーノ」の白アスパラも輸入されているそうで、ちょっとビックリ!!東京には本当になんでもありますねぇ…ヴェネト州のバッサーノはグラッパの故郷でもあり、水がきれいなことで有名です。ヴェネトも随分あちこち回ったのに、なぜかこれまでバッサーノには行く機会がなかったので、次回は是非訪ねてみたい街のひとつです。トスカーナやピエモンテなどの有名ワイナリーのワインも、だいたいここで蒸留酒にされています。
さて、話を戻すと、アスパラは下茹でしてからマリネ液に漬けますので、いつものマリネ液よりマイルドな配合です。でも、日持ちを考えずにすぐに召し上がる場合には、レシピにさらに水か沸かした白ワインを加えて、ヴィネガーと水分を1:1くらいにして頂くと、さらに白アスパラ本来の持ち味が生きると思います。
マリネ液にしばらくの間、レモンのスライスを加えるため、国産レモンを取り寄せました。小さくて形はふぞろいだけど、なんだか可愛らしいので、ドルチェに使う柑橘と一緒にトレーにのせて飾っています。
2段トレーもイタリア製。
そもそもお菓子の先生になりたくて、主に製菓製パンの勉強をしていたので、ミラノで一生懸命アフタヌーンティ用の3段トレーを探したのに、見つからなくて…理想のものとは随分違ったけれど、この素朴なトレーにミニカンノーリなどをのせてイタリア風アフタヌーンティを用意すると感じがよいから、こちらもいつの間にか大事な私のお気に入り。