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 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
Formosaへ 2日目②
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台湾を訪れる一番のお楽しみは、なんといっても、お茶やさん巡り。

5、6年前になるでしょうか、これまで飲んできた「烏龍茶」の味の記憶を覆すようなおいしい台湾烏龍茶をスタッフの坂井さんにもらって以来、私の台北通いが始まりました。

初めての台湾では、張りきってたくさんのお茶やさんを見て回りました。茶器や道具も一通りそろった最近は、のんびりしたいこともあって、そんなに欲張りませんけれど、それでも滞在中に2軒くらいは、美味しいお茶を頂いて一服する休憩も兼ねて楽しく回るようにしています。

今回は久しぶりに、「吉軒茶語」さんを訪れました。



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女性の店主の沈 暁由さん。年齢のでやすい手や首も含めて、本当にたおやかな素肌美人です。失礼ながら、思わず途中で年齢を伺ってしまい、「まさか!」のお年にビックリしてしまいました。アジアの女性は大抵若くみえるものですが、本当にビックリ!

※しつこいようですが、動きのない写真では案外年齢が出るものです。実際目にする 沈さんはさらにお若く、お綺麗なんですよ。

お茶の産地でお茶問屋に生まれ、小さい頃から上質の台湾烏龍茶をたくさん飲んで育ったという彼女。アンチエイジングにきく栄養素が一番含まれた、ご自身が毎日飲んでいるという烏龍茶も教えてくれました。

日本語はあまり通じません(台北には達者な日本語を話すかたも多いのです)が、心とペンで会話をし、おいしいお茶を飲むほかに、とにかく、「ゆっくり、ゆっくり」、心を落ち着けて日々過ごすことが大事だと…とかくバタバタした毎日を送りがちですから、まさに「仰る通りだわ」と反省しました。

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ものすごく熱心に筆談していますが…沈さんのあまりの肌の美しさに、愛用のコスメを思わず聞いているところなのです(笑)。

アンチエイジングにはあまり興味がなくて、年相応が一番だと思っていましたけれど、彼女の年齢を越えた、それでいて無理のない美しさには感動すら覚え、私もやっぱり基礎化粧は贅沢でも○○○○に戻ろうと、密かに決意をしたほどです。

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もちろん、お茶の話もたっぷり伺いましたよ。こちらの壷に入っているのは、ビンテージものの烏龍茶。香港で好まれるポーレーなどは古いものが稀少とされてお高いので、烏龍茶はどうなのか、という質問を受けて、いろいろ見せてくれました。

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昼食後ショッピングもして、お茶やさんでのんびりした後は、恒例のマッサージ。他にお客様がいらっしゃらなかったこともあって、沈さんが予約の電話までしてくれました。

彼女の美しさに驚いた私たちは、「エステも是非おすすめを」と意見を伺ったのですが、挙った名前は雲天芳泉スパ。以前シャングリラに泊まったときに利用しましたが、眺めもよく台北では以前から評判のよい高級スパです。「使っているコスメといい、やっぱり彼女はセレブなのね〜」と我々。

しかし、結局スパも一杯で、比較的近いエリアのマッサージ店を予約してもらいました。台北でホテル以外の施設を利用するのは初めてだったのですが、こちらも翌日行った足裏マッサージ店にしても、広々としており清潔でなかなかお洒落な空間で安心しましたよ。

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寒くなってきたせいか、鰻の時代をようやく終えて?、なぜか最近は「北京ダック」に凝っている私。今回も台北で評判のよい某店のダックを是非ぜひ食べてみたいと考えていました。

で、ホテルにチェックインを済ませた途端、レセプションの女性に予約をお願いしました。が、名前を告げるなり、「ここは何ヶ月も前から予約が必要だから、無理だと思う」とのこと。でも、そこはなんとか、「キャンセルが出ているかもしれないので、月曜の昼食までであれば、いつでもよいので聞いてみて〜」としつこく食い下がってリクエスト。

後で調べてみると本当に大変な人気店のようですので、それすら幸いだったのかもしれないのですが、「火曜なら、キャンセルがある」と言われたけれど、さすがに北京ダックのために延泊するわけには参りません。

それで仕方なく、ガイドブックに出ていた5〜6軒のお店を見せてみると(主にホテルのダイニングですが、意外や台北でも、北京ダックを名物としている店も多いのです)、「ここも美味しい」とレセプションの2人が口を揃えたこちらの店に予約をお願いしました。北京ダックの数は限られているため、ここですら、到着したその日の夕食はもう一杯で2日目の夜のお楽しみとなりました。

マッサージを終えて、そのままタクシーでやってきたのは、昨日訪れたお茶やさん、「新純香」のすぐそばのエリア。

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台北には珍しく、香港の老舗チャイニーズのような、豪華できらびやかな古典的内装の店内。観光客にも有名なお店ですが、この日はたまたま現地の方達で賑わっていました。親戚一同でお孫さんの1歳のお誕生日祝いをされている円卓もあり、賑やかで楽しい雰囲気でした。

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いくつか頼んだ小菜や突き出しの皮蛋を食べて待つうちに、北京ダックの登場です。

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台湾のかたは大陸のものはあまり召し上がらないので、お酒もやっぱり台湾産。

それに、他の中華圏と違って、ツーリストとみればすぐジャスミンティーを持ってくるわけではなく、台湾で出されるお茶はほとんどが台湾烏龍茶です。

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広東式ゆえ、皮だけ楽しむのではなく、身もた〜っぷりついた北京ダック。「台湾にて、広東式の北京ダックを食べる」という少々複雑な状況なのですが、理屈はともあれ、美味しかった。

ネギには辛くない赤い唐辛子が巻いてあります。テンメンジャンをベースにした味噌のお味もよかったし、何と言っても1日かけて下処理を施したダックの肉のやわらかさとおいしさ!写真用に、たまたま蒸篭が開いていますが、これを開けたままにしておくと、ホールを仕切るおばさんがすぐにやってきて、(乾かないように)必ず蓋をパチっと閉められてしまいますよ。

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おいしさに比例して、すごいスピードで減っていくダック…が、さすがに3人で全ては食べきれず。最後はお土産に包んでもらい、飲みきれなかった紹興酒もしっかりナイトキャップに。
by amarone-masi | 2009-12-20 00:49 |
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