中国では古くから滋養剤としても親しまれてきた「紹興酒」も、お水がよいところで作られるもの。台湾土産のこれは、甘みのある埔里の天然水「愛蘭甘泉水」を使って造られた「陳年紹興酒」です。10年の時を経て、口に含んだ瞬間から喉を通るまで、良質な甘い老酒の香りが楽しめます。
かの地では「天下第一泉」といわれている「愛蘭甘泉」で作られる「台湾紹興酒」。埔里の水は、愛蘭台地の地下を通る地下水脈で、水源は中央山脈の地下河流、品質がよい天然の湧き水として知られています。
ご存知のように、「紹興酒」とは本来中国大陸の浙江省紹興市で造られるもの。
でも台湾でも、その昔大陸から渡ってきた人々が、故郷の味を再現しようと造り始めたそうで、すでに歴史があります。「もち米や麦麹、水」といった原料は大陸の紹興酒と全く同じでも、気候風土が違うためか、台湾紹興酒はさっぱりとした酸味のある辛口です。
もともとお酒が得意なほうではなかったので、紹興酒にも興味がなかったのに、今年2月にお仕事をさせて頂いた京王プラザホテルの中華ダイニングで、15年ものの紹興酒を頂いて以来見る目が変わりました。その後35年ものの陳年紹興酒を頂く機会もあって、ますます。
台湾でも作られていることを知らなかったため、台北のレストランで紹興酒を頂いたとき、あまりにドライで驚きました。台湾贔屓なので、紹興酒も台湾産が安心な気がして早速お土産に…寒い夜、熱燗にして楽しんでいます。
☆2000年4月以降中国国内では、紹興以外の土地で造られたものは「紹興酒」の名称を使ってはいけないことになったそうです。が、ここではわかりやすいように「台湾紹興酒」と呼ばせて頂きました。
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