今月のワインは、テッラ ダリジ社の白と赤。以前にも一度レッスンで紹介したことがありますが、いずれもデイリーワインとしてイタリアのワインラバーからも非常に評価の高いワインです。
今年4月6日に同州で大きな地震がありました。輸入元のフードライナーさんでは、8月末までこのワインの売り上げ金の一部を被災者の方達に寄付されるとのこと。主旨に賛同して是非、少しでも貢献したいと思いました。
魚介のメニューの研究科では白の「トレッビアーノ・ダブルッツォ」を冷たく冷やして、子牛肉がメインの基礎科では赤の「モンテプルチャーノ」を軽く冷やして、この機会に再び皆さんにご紹介したいと思った次第です。
父方の祖父母が御影にいたこともあり、昔から何度も訪れた神戸の街が大好き。山があって海がある開放的な雰囲気も好ましく、パンもケーキも、イタリア料理も、東京より早くからおいしいものがたくさんありました。
それに何より、京都の「着倒れ」、大阪の「食い倒れ」と並んで、「履き倒れ」の街と称されるように、靴好きの私には楽しみの多いところ。(日本国内で)生まれ育った東京以外で都市に住むなら、神戸がいいわ、と今でもひそかに思っています。
フードライナーさんとは浜町時代からの長いお付き合い。港町神戸が本社なので、好きなワインをたくさん仕入れていらっしゃるからだけでなく、勝手に親近感を覚えてます。以下、「FORZA ABRUZZO」に関しての案内文をコピーして掲載させて頂きますね。
「4月6日午前3時30分にイタリア中部・アブルッツォ州ラクイラ市で地震が発生し、大きな被害が出たという事は皆様の記憶に新しいのではないかと思います。
皆様もご存知の通り、我々有限会社フードライナーはイタリアのワイン、イタリアの食材を輸入・販売している会社です。従ってイタリアという国、産物から恩恵を受け、運営している会社と言っても過言ではありません。
私達有限会社フードライナーも、本社所在地が神戸ということもあり、1995年1月17日の阪神淡路大震災の被害を受けた会社の一つです。その時は取り扱いワインの多くが破損し、床面がワインのプールのようになり、呆然となった事を時に思い出す事があります。
その際、復旧に多くの方々のご支援と励ましの励を頂戴し、どれほど励まされたか、忘れる事は出来ません。その時の感謝を胸に、イタリアという国から受ける恩恵とともに合わせて今回の寄付がイタリア中部地震、被災地の方々に微力ながらお役に立てれば何よりです。
有限会社フードライナー
代表取締役社長 大田 宥
4月6日、午前3時30分。アブルッツォ、ラクイラ市地震が発生しました。 その時私は約400km離れた、ヴェローナに居ました。もちろんヴェローナに居た私は地震を感じる事無く普通の朝を迎え、朝食をしようとしていた時にテレビやラジオでアブルッツォの地震を知る事になったのです。テレビに映っていたラクイラ周辺の画像はあまりにも被害が大きく、私自身目を疑った程でした。
その後イタリアでの仕事も片付き、帰国後改めてアブルッツォ地震を思うと何か出きる事は無いのか?との思いで微力ながらこの様な形でラクイラ市に対して寄付をするという事を考えました。アブルッツォの方達のお役に立てればと思います。
有限会社フードライナー
営業部部長 辻本 恭三」
皆さんで、今月はアブルッツォのワインをたくさんおいしく飲んで応援しましょう!