以前にもご紹介したことがあるのですが、今月「冷製カルボナーラ」にのせたのは、福島県飯坂温泉の名物「ラヂウム玉子」です。冷蔵で一ヶ月も保存がきく非常食にもなる温泉卵は、消化がよいので朝食やお夜食にもぴったり。
昔懐かしい雰囲気のパッケージが可愛い「阿部留商店」さんの「ラジウム卵」は、友人のおじさまが作っていて、造り手の顔がみえるせいか、とっても美味。
ここで卵かけご飯の話を持ち出すまでもなく、買い食いの苦手な私が何もないとき(または何も作る気力のないとき)に、卵かけか海苔&梅干し茶漬けでご飯を済ませているのは、友人一同の知るところ。先週末広島球場まで野球観戦にいっていた友達から、お土産に、「かき醤油」なるものをもらいました。
「広島土産といっても、岡山県で作っているんだけど…いつもの卵かけに使ってみて」と一言添えて。お鍋で炊いたご飯を、今朝は「温泉卵かけご飯」にしてみました。「ラヂウム卵」をぬるま湯にしばらくつけてから割ると、できたての味わい。
卵かけご飯で大事なのは、当然ながら「卵」だと思っています。ケーキ作りで全卵を立てているときにも、湯せんにかけるとたまに飼料の匂いを感じることもあり、生食するのはリスクがありますから、卵選びはじゅうぶん慎重に。でも、値段が高ければよいというものでもなく、好みの問題もあって、適度な味の濃さの卵が望ましい。
とかく卵の食べ過ぎは敬遠されがちですが、特に体質に問題なければ、1日に2個くらい卵を頂いてもコレステロール値もあがらないそうですね。
それにどうやら、肌にもよいらしいですよ。寄る年波には勝てないものの、象のように丈夫な肌に恵まれたのは、子供の頃から「卵」やリコピンたっぷりのトマトが好物だったからかもしれません。魚ならカレイ、お肉なら手羽先など、たまたま知らずにコラーゲンもたくさんとっていたのですね。
遺伝的なものも大いにある気もするけれど、結局身体は食べものによって作られるのだと思います。
お昼前に生徒さんがいらして、3〜4時間のプライベート・レッスン。4回目になる今日はベーキングをメインに教えました。
まずは焼き時間の長い、野菜のキッシュとスフレタイプのチーズケーキを仕上げ、それがオーブンに入っている間に、スコーンの生地を仕込み、フライパンでパンケーキを焼きます。
いろいろなアレンジのきくシュークリーム。一緒にカスタードを煮て、シューも焼きました。シュー生地に卵液をどれだけ加えるかの加減ばかりは、実際目で見て覚えていただくしかないと思うのですが、つきっきりのマンツーマンで教えますから、初めてのシュー作りもばっちり成功です。
しかし、今月諦めたチェリーパイにまだ未練があります。やっぱりお菓子を焼くのは楽しいのです。