真夏の暑い日に冷たいガスパチョはおいしいもの。蒸し暑さになんとなくしゃきっとせず頭がぼーっとしていても、一杯飲むと身体が目覚める感じです。
スペインもおいしい国でした。特に、イタリアのそれとはまた違った魅力の、生ハムと珈琲のおいしさは記憶に残ります。
このガスパチョだけは本場で飲んだものよりも、自分の味が好きみたい。手前味噌ではありますが、どなたにサーヴィスしても、大抵「おいしぃ!」と喜んで頂けます。にんにくや玉ねぎといった、刺激のある野菜が控えめなレシピなのが万人受けの理由でしょうか。
昨年はプラムやマスカットを浮かべてホワイトサングリアを作りましたが、今年はお気に入りのロザートを使って、薔薇色のサングリアを。
ガスパチョに添えるトッピングも、彩りを考えて、こんなふうにスプーンにのせて添えると可愛いアクセントになります。
夜のレッスンでは、パエジャの前に「アンチョビポテト」と「タコのガリシア風」を。
とびきりおいしいアンチョビを使っているので、いつものポテトサラダも大人の味わいです。そしてガリシア風のタコは、ゆでダコを自家製の(といっても、簡単にできます)クールブイヨンで煮ることで、風味よくやわらかく仕上げます。
ホントは生ダコから煮たいところですが、長い時間火の前にいるのは大変、この季節は避けたいですものね。
それにしても、スペインのバルめぐりは楽しかった!バルでは、カウンターにずらっと並んだタパスといわれるおつまみを2、3品頼んで、ワインと一緒に楽しみます。1晩に何軒か回りましたが、アルコールも少々頂けるようになった今なら、「シェリーも(『おいしいものは外には出さない』と言われている)スペインワインももっと楽しめるのに」と思います。またいつか行かれるかな。