インドのお土産の定番といえば、やっぱり「紅茶」。数ある紅茶専門店の中から、今回はパッケージも可愛い「Mittal」で、フレーバーティーをいくつか、親しい人たちへのお土産に選びました。
いやみのないフレッシュな香りのマンゴーやヴァニラの紅茶のほかに、カルダモンやジンジャーといったスパイシーなものまで…差し上げる相手の冒険心、味覚のキャパシティを考えて、選んできました。
店内が暗いためにピントが合っていませんが、こちらは試飲の光景。リクエストすれば、何種類でもいれて飲ませてくれます。
ダージリンやアッサムなど、インドには茶葉の有名な産地がたくさんあります。「よい茶葉は輸出用にされてしまい、他国で加工されるものだ」なんて意地悪な噂話も耳にしますが、自分の舌で確かめて、「おいしい!」と思った紅茶を買ってきました。
お店の人のお勧めのファーストフラッシュも上品でしたが、ダージリンティーの中で好きだったのは、芳しいマスカットフレーヴァーをもつマカイバリ農園の夏摘みセカンドフラッシュ「マスカテル」。
しかし、ホテルのダイニングでも紅茶の店でも感じたことですが、インドのかたはストレートで紅茶を楽しむことが少ないせいか(=煮出してチャイにする)、英国風に紅茶をこっくりいれる文化がないような…そもそもダージリンは淡い水色の茶葉ですが、それにしても。紅茶をおいしくいれることにほとんど熱意のないイタリアにも通じる水色の薄さでした。まだまだ疑問が多いです。
ニューデリーにあるお店の外観は地味なのに、他店に比べてパッケージングのセンスが抜群によく、買った紅茶を詰めてくれる店名が入った麻袋もとっても可愛い。
中国茶同様に、おいしい茶葉はデリーでも高級品でした。「もっと小さいサイズはないの?」と尋ねたら、その場ですぐに店の男の子が、片隅にあるミシンでダダっと袋を縫ってくれたのが可笑しかった。