今月の研究科のプリモピアットは、2種類の豆とスペルト小麦を使ったスープでした。
素朴な味わいのこのスープは、Liguria州の郷土料理で、お近くのリストランテCozimaの小嶋シェフのイタリア修行時代の思い出の味のひとつだそうです。
先月お店でサーヴィスに一口出していただいて、ほっとする素朴な味わいがすっかり気に入ったので、イタリア語の文献から作り方を調べてみました。
ちょうど、昨年も紹介したヘルシーな食材「スペルト小麦」を使ったメニューを予告していましたし、古典中の古典である「Pasta e Ceci 」もそろそろまたご紹介したい、と思っており、「ひよこ豆」の用意もありました。
豆の煮汁と水だけでもおいしいスープはできますが、自家製鶏のブロードでのばしたのがポイントといえばポイントです。古典的レシピの組み合わせ通りに、仕上げにフレッシュハーブのマジョラムをのせ、黒胡椒を挽いてサーヴィス。
日本はこれからが冬本番!寒さが厳しくなる時期ですので、お店で頂いたものよりは濃度をつけて、身体が温まるように仕立てました…頂いたときにはお腹にたまる「食べるスープ」ですが、何といっても野菜だけ、消化もよくカロリーも低いのでお夜食にも。