先月末に終了した、夏の和食の料理写真をこちらにまとめておきますね。
夏の講座のレシピにはリクエストメニューも多いのですが、宮崎料理の「冷や汁」も、生徒さんに人気があって繰り返して紹介しているひとつ。初めてレッスンでお教えした頃は、まだ東京では知られていない献立でした。
酷暑の日々にご飯をさらさらおいしく食べるには、「冷や汁」ってホントによいアイディアだと思います。塩分もしっかり摂れますしね!
今年はアレンジで鰹の漬けをのせてみました。
実際のお店の「鰹の冷や汁」は教室のそれとは随分違っていたのですが、
「あわい」さん@自由が丘の料理長内海さんから、その素敵なアイディアを頂きました。梅を隠し味に鰹出汁がぐっときいた「あわい特製鰹の冷や汁」もとてもおいしいので、是非皆さんも食べにいらしてみてください☆
気仙沼出身(漁師さんの息子でもある!)内海さんのご紹介で、鰹と一緒に無添加のうにも気仙沼から産直でたっぷり届き、贅沢にうに餡をのせることができた「賀茂茄子の揚げ浸し」。
せっかくなので生のままでもおまけでトッピング!
雑誌でみかけた京都の料亭の料理写真に倣ったのですが、こちらも作り方は全くの自己流です。甘くてトロっとしたもの同士、わさびがぴりっと締めてくれ、我ながら美味しくできて感激しました(笑)。
「揚げ浸し」は前もって準備できますし、うに餡もさっと炊けますから、おもてなしでもバタバタせず、男女問わずゲストにも味も大変好評でした。
気取った料理ばかりでもナンですから、定番のおかず「ポテトサラダ」も一品。夏らしく、かぼちゃとゆで卵を加えて、カレー粉を隠し味に!
じゃがいもは放っておくと夏もすぐに芽がでてしまうから、私は結構な頻度でいろんなバリエーションのポテサラを作ります。和芥子入りのそれを教えるつもりが、イタリアンでクスクスカレー風味が人気だったのでつい。
通年の「お家ダイニング@和食のレッスン」は生徒さんが少ないために、中でもおすすめのメニューをいくつかご紹介しました。
伝統的な和食は殆ど肉料理がありませんが、今の時代に合わせた家庭的な和食を、ということで、生姜焼きもメニューに組み込みました。ちょっとしたアイディアだけど、きゃべつの千切りに青紫蘇を加えるだけでもさっぱりしますよ。
冷たい「冷や汁」を最後にお出ししましたので、食後の甘みは、「温かいわらび餅」で。
おまけでご用意した酢の物、これもまた食材を替えてよく作る献立です。
八葉水産さん@気仙沼のおさしみワカメと冷や汁の残りの刻んだ薬味を混ぜ、残った生姜を針生姜に刻んで。
私は酸味に強いのですが、酢のものの和え酢は飲めるような塩梅が好き。出汁をきかせて酢をたて過ぎないように注意しています。
ありがたいことにレッスン直前に、内海さんが「鰹の冷や汁」と一緒に、あわい名物?「ハモニカ(カジキの背びれの煮つけたもの)」も差し入れてくださいました。
炊きたてのふわっとした煮魚のおいしさを味わい、大感激!レードルの横に並んだ魚の大きさがおわかりでしょうか???
骨から外した身と煮汁を豆皿に銘々盛って、レッスンにいらした生徒の皆さんにもお一口だけお福わけ。「先生のところに通っていると、いろんな珍しいおいしいものも食べられて嬉しい」と生徒さんが喜んでくれて、私も嬉しかった。
今年に入って、東北に全く不案内だったのに気仙沼にご縁ができて、そのお陰で生徒さんにもいろいろおいしいものを紹介できるのは幸せなことです(海産物の安全性に関してはレッスンでお話させて頂きました)。
ハモニカを食べるのは私も初めてでしたけど、調理過程で鍋ごと!持参してくださったので、仕入れ先も確保できたし私にも炊けるかも!
気仙沼への郷土愛を込めて、暑い中貴重なお休みにおいしいものをたくさんデリバリーして下さって、内海さん、本当にどうもありがとうございました。
&あわいさんを紹介してくれた友人富山さんと、
モンド@自由が丘の宮木シェフにも感謝しています。