今月のレッスンで初めてご紹介したのが、最近プライベートで愛用中のカーラ・ノンナ社@プーリア州のスパゲッティです。
日本では細い麺が好まれるため、メニューで「スパゲッティ」と謳っていても、「スパゲッティーニ(時にはさらに細い「フェデリー二」)」が出てくることが殆ど。
でもね、イタリアの人たちはある程度噛みごたえがあるパスタが好き。
家庭ではショートパスタを茹でる場合も多いけれど、ロングパスタであればやっぱりスパゲッティの太さが基本です。
久しぶりにご紹介した「スパゲッティ」、生徒さんにもとっても好評でした。今月は、弾力があっておいしい手打ち風の「ブロンツォ」をご紹介しましたが、来月のイタリアンはWプリモを予定しておりますので、乾麺らしい味わいの「リストランテ(麺の黄色みが強いほうです)」を使ってみますね。
生徒の皆様には4月のレッスン日にいずれのパスタも教室でもご予約のうえご購入頂けますが、お申込みは3月末日までにお願いします。オーダーノートにご記入済みの分はもちろん来月ご用意いたします。
以下、カーラ・ノンナ社のパスタの案内文です。
古都フォッジャ市やサン・セヴェロ市のある、イタリアきっての穀倉地プーリア州タヴォリエーレ平野は、最良の小麦の産地として知られている。
カーラ・ノンナは1989年からパスタ生産を始めたが、その美味しさで、今ではニューヨークのディーン&デルーカ、パリのエピセリ、ロンドンのハロッズやフォートナムメイソンでも扱われている。
カーラ・ノンナが使うこの地の小麦粉は、セレンティナ・セモリナと呼ばれる特別な粉でプロテインが少なめで軽く、消化が早く、香り豊かで、「太りにくい」ことでも知られている。
その粉を山岳地帯の湧き水でゆっくりとこねて生地を作り、近代的工場の要所である抽出部分には伝統のブロンズ製口金を使用。このブロンズの口金を使うことで、パスタの表面がざらざらとして弾力のある絶妙な厚みに仕上がる。
私が経験した限りでは、イタリアの家庭で何もないときに作るパスタといえば、(ペペロンチーノではなく)北部であれば「ブッロ・エ・パルミジャーノ(バターとパルメザンチーズ)」、中部より南では「ポモドーロ(トマトソース)」。
今月のパスタソース、「リコッタ入りのポモドーロ」には何も加えずに、仕上げに数箇所余ったリコッタをのせるのが一般的。
新玉ねぎのスライスはオリジナルアレンジでしたが、繊細なリコッタの風味を生かす意味でも、このソースにはパンチェッタなどを加えるのではなく、野菜を合わせるのがオススメ!です。
ご家庭で復習なさるときには、刻んだアスパラやスナップエンドウなど、グリーンの野菜をパスタと一緒に茹で上げると、見た目も栄養バランスもよいと思いますよ。是非作ってみてくださいね☆