和食トライアル、春はすぐそこ!といえども、花冷えもございますので、今月までは寒い季節の献立で。
メインにしたのは「手羽大根」です。いずれも下処理をしてから合わせて煮込んでいくため、臭みもなく、美味しく召し上がって頂けます。「ブリ大根」と迷ったけれど、炊き込みご飯とタラバガニ入りのみぞれ椀が魚介の献立なので、我が家の定番の手羽中にしました。
途中で10〜15分ほど休ませて煮ることで、手羽も箸でも召し上がりやすいようするっと骨離れよく、充分柔らかいのですが、身も縮まずに、鶏の味もきちんと抜けずに残っています。煮汁だけがおいしい煮物にならないよう、少しだけ手間をかけて。
大根はあめ色になったら先に煮汁の半分と引き上げて、手羽中だけはもう少しおいしそうな濃いあめ色になるよう&しっかり味がつくように、残りの煮汁でさらに少々炊いていきます。ちょっとした一手間で、家庭料理も、見た目がちょっぴりあか抜けますよね。
合わせる薬味もいろいろ。全ては今回の帆立ご飯にもみぞれ椀にも使って頂けますが、ゆず皮のほか、セリや三つ葉、または山椒や木の芽、そして白髪ねぎや針生姜など、お相手で表情が変わる手羽大根です。
五香粉をきかせれば中華風にもなりますので、たくさん煮たら最後は煮卵をプラスして煮汁ごと丼風にしてランチにも!
3月の和食のレッスン日は、27日(スイ)、28日(モク)、29日(金)を予定しています(☆20日が祭日のため、お知らせしていた日程より一週間予定をずらしました)。レッスン日の前後であれば4名様からセミプライベートレッスンも承ります。
テーマとなる食材は「筍」!です。