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 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
Toscana 07 Autunno 2日目
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イタリア2日目、「タルトは超甘」というタイトルでMさんが撮った、ホテルの朝ご飯。ヒマを持て余したミラノ〜フィレンツェ間のESの中で、有難くも無駄遣いをして、隣に座る私の携帯に日本経由でメールしてくれた。



三つ★と四つ★の差は、朝食のジュースにも必ず現れる。食事の内容が簡素なのはともかくとして、フレッシュジュースがないのは残念(しかし、Spremutaって、BARでオーダーしても結構な高級品なのです)。

が、とにもかくにもホテルが高いMilanoにおいて、駅から(そして何より空港リムジンバスの乗り場から)至近距離にあって、この宿泊料金は貴重。それにホテルのスタッフも、特別親切でもないけど、昨年のFirenzeの宿のようないやぁな人たちではないので、素泊まりであれば満足できよう。

今回の旅をアレンジしてくれたK山さんが押えてくれたのは、駅からもう少し離れた4つ★ホテルとここHotel Florida。最近すっかりご無沙汰気味のMilanoだが、Firenzeに次いで長い時間を過ごした街。とはいえ、アパートを借りていたり、友人の家に泊まったりで、ホテル事情にはまるで明るくない。

が、たまたま勧められたホテルは2つとも泊まったことのあるホテルだった。

4つ★は生徒のおばさまたちを連れての旅で使った、全室オールスィート(広くはないが、応接スペースがある)が売りのホテル。一方、5年前Floridaに泊まったのは全くの偶然で、ローマで1週間アパートを借りて過ごし、その後日本から来たRちゃんとシチリアを旅するという長いイタリア滞在の終わりのこと。Milanoアウトの便にしたため、ローマの代理店で最後の2日間ミラノの宿を手配した。

が、予約してもらった「ホテルC」はものすご~~~く感じの悪い不潔なところで、同行のRちゃんと、「1泊捨ててもいいから、こっちに移ろう!」と逃げてきたのが、並びにあった手頃なホテルFloridaだった。よってロケーションも施設もほぼ見当はついていたから、過度な期待も恐れもなくMさん夫妻に説明して、「初日1泊は夜着いて朝移動するという素泊まりなのでFloridaで、最終日はフライト前だし4つ★で少しのんびり、というのはどうでしょう?」と打診。もちろん賛同を得た。

Toscana 07 Autunno 2日目_d0137150_12414173.jpgK山さんに朝8時半にCentraleを出るESを手配してもらったので、早々にチェックアウト。

便利な時代で、いまやイタリアのFSはネットでチケットを買えるのだった。「スーツケースを抱えて駅の窓口でチケットを買うのは大変でしょうから」と彼女が決済してくれた画面を、東京から印刷して持参すれば、そのまま予約した列車に乗れる。今後は自分でも予め決まった移動については、インターネットを利用しようと思った。

いつものことながら、映画の中だけではなく、欧州の駅の絵になることには感心しきり。意外に鉄道好き?のAさんとぼろいESの記念写真など撮ってから、車中の人に。お菓子と珈琲のサーヴィスを楽しんだほかは、日本にメールしたり車窓を眺めて、ぼーっとして過ごした。

2時間半後、なつかしのFirenzeSMNに到着。20代半ば、何しろ家族のもとを離れて生まれて初めての1人暮らしをした街でもあり、後のMilano滞在中は車で旅行をすることがほとんどだったため、この駅にはひときわ深く、たくさんの思い出がある。

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列車を降りると、「おはようございま~す」とカートを手にした長身のK山さんの姿。彼女が手配したチケットなので、我々の車両を知っていたのだ。

駅前に止めてあるという車に向かう間、会う前からお世話になったお礼を兼ねて、簡単にご挨拶しようとすると、開口一番「うわぁ、Tさんは、お会いする前にイメージしたとおりの方ですぅ」と言われた。

「ブログやメールでやりとりしていて、ふわっとした感じの方で、なぜだか『ピンク』をイメージしていたら、ピンクのコートで登場なさったからビックリです」…今後は本人も諦めて、イメージされるように、素直にピンクでいこうと思った。

出発間際に、彼女を紹介してくれたK子さんからK山さんの近影を送ってもらっていたので、こちらも驚くことなく出会いを終えた。荷物を積み込み、イタリア語を話すルーマニア人ドライバーの運転するジャガーで、一路S.Miniatoへ。
by amarone-masi | 2007-11-11 17:27 |
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