今月はWプリモで、ひとつは写真の、「リーゾ・エ・パターテ」、リゾットとは違って、どちかかというとお粥のイメージでさらっと炊いていきます。
バターもチーズもブロードも要らない素朴な家庭料理ですが、美味しいお米とジャガイモを選んで、その出汁だけでも充分美味!玉ねぎの甘さを引き出すまで炒めたら、水を加えて、後は順番に食材を加えてことこと煮ていきます。ホクホクのおいもの食感がポイントで、トマトの酸味で食欲の落ちる蒸し暑い夏にもピッタリの一皿です。
しかし!ひとつだけ、教室ならではのポイントがあり、それがこのシチリア産、アグロモンテ社の「ポモドリー二のオイル漬け」(輸入元/フードライナー)、普通より小さくて甘いプチトマトを使ったセミドライタイプのドライトマトも、とてもよい天然の出汁の素になってくれますよ。
ハーブとガーリックのほんのり香るセミドライトマトは、写真(下)のように、このままおつまみとして召し上がっても美味。米国のパニーニによくみかける組み合わせで、かりっと焼いたパンにリコッタを塗って、このセミドライトマトと「美味しい」アンチョビをのせても美味しいクロスティー二になります☆
6月5日(火)からスタートする、イタリア料理研究科の体験レッスンは、
HP内の「Le Informazioni お知らせ」欄からお申し込み頂けます。
「リーゾ・エ・パターテ」はパスタ皿より、深さがあって縁なしの丸皿ででてくることが多い。
ホントはプーリアの米料理ででてくるような、ぼってりした感じの素朴な器を使いたかったのですが、手元にはなく…ご覧になっている皆さんにお米の炊きあがりの固さがイメージしずらいかと思い、もう少し平らな器にも盛ってみました。
煮込んだ後で5分置いておくのがポイントなのですが、それでもまだまだ熱々で湯気でiPhoneのレンズが曇ってしまった!イタリア米を使うとこれでも歯応えが残りますが、今回は日本米を使用、アルデンテ云々というよりは火がある程度よい感じに通って、老若男女、特にお子さんにも喜ばれる一皿だと思いますよ。
ジャガイモにもこだわりました。
レッスンでは、野菜と魚介はなるべく西の食材を選んで使っておりますが、鹿児島の有機ジャガイモが一番美味しかったので…ほとんど新じゃがのような薄い皮、皮と実の境に栄養もあり、風味もいかしたかったので、半分は皮付きのまま使って煮込んでいます。滋養ある味わいはじゃがいからも。
☆セミドライチェリートマトは、100gからお分けしますので、ご希望の方はご予約下さい。