今月のドルチェは中華風ということもあって、テイストを合わせて銀器のスプーンは避けました。
もう過ぎてしまいましたが、4月1日のことを、フランスでは「ポワソン・ダブリル(Poisson d'Avril)」と言います。「四月の魚」という通り、この日が近くなると、魚をかたどったムースを食べたり、、お菓子やさんのウィンドウにも、苺を飾った魚型のパイや魚のかたちのチョコレートなどが並びます。
あやかって、という訳ではないけれど、4月1日に私も自宅で魚のかたちの魚料理(薄くスライスしたじゃがいもを衣に見立てる簡単オーブン料理です♪)を出して、ヴェトナム土産の魚の箸置きを久しぶりに使いました。そのとき目にとまったのが、一緒にしまってあった同じくヴェトナム土産の水牛のスプーン。
スープを飲むには小さめですが、口をつけて飲んでいただいてよいようなお椀を器にしましたので、今回はこんな感じでお目見えです。年に一度の夏の講座のヴェトナム料理のレッスンだけが出番では可哀想、イタリアンのテーブルにも登場させてみました。
ちなみにスープにのせたのは塩出しをした桜花の塩漬けと、それを電子レンジを使ってフリーズドライにしたもの。
塩漬けの花びらがスープの中でぱっと開く様子も可愛らしいのですが、フリーズドライにすると桜色が鮮やかになって作り置きしてもしばらく色あせることがないので、この時期、料理のアクセントによく使っています。
★塩漬けの下処理、また、フリーズドライの作り方は、レシピの最後の頁「桜サブレー」の下段にのせています。フリーズドライの桜花って、おにぎりやちらし鮨のアクセントにしても可愛いので、是非お家で作ってみて下さいね。