今週のテーブル花は、今が出盛りのチューリップと、まるで大輪のカーネーションのようなフリルのバラ。毎年2月はヴァレンタインをイメージしたテーブルを作りますが、今年は紆余曲折あってぐっと甘口のデコレーションに。
ホントはね、淡いグレーのクロスに真っ赤なアマリリスを高く生け、小さな四葉のクローバーのポットを低い位置に置く、もっとシックでシンプルなアレンジを考えていたのに、1日違いでアマリリスが売り切れてしまって…例によって、「私はお花の先生ではないのだし。よいレシピを生み、料理をおいしく作ることにしっかり時間を使わないと」とさっさと気持ちを切り替えて、店先で目を引いたフリルも色合いもチャーミングな独特の薔薇を中心に考え直しました。
♡のかたちの低い器には、中央のティーポットのフラワーアレンジに合うようなチューリップか薔薇を挿すつもりでいましたが、こちらもイメージに合う色の花がなく、そのうち雪空になってしまったので帰り道を急ぎました。結局四葉のクローバーはそのままで…高低をつけて花を生けたりモノを置くときは、低い位置に高い位置より濃いめの色をもってくると、テーブル全体がしまります。
自分のリビングではないみたいに可愛い雰囲気になってしまったけれど、ヴァレンタインのある2月は日本はもっとも寒くなる時期、せめてテーブルはロマンティックに甘い色合いで春を先取り。
久しぶりにご贔屓のJPエヴァンから浮気をし、近くに店舗ができたスペインのカカオサンパカのジントニックの板チョコが私のヴァレンタイン用ギフトです。
スペインは、ピカソの昔から進取の気象の育つ風土、料理界もエルブリを始めとし新しい実験的な取り組みをする店も多く、都市部は特に想像以上にモダンで洗練された印象です。カカオサンパカのショコラも伝統と流行がうまくかみあっていて素敵、最近のお気に入り。
毎年ショコラは手作りではなく、ショコラティエの品を選んで贈ることが多いのですが、今年はこれ。色を選んでリボンだけは、自分で心をこめてかけました(笑)。
サンパカの可愛いカードのイラストを見ていたら、バルセロナのバル巡りを思い出しましたよ。スペインは大好きな人と訪れた国なので思い出深く、またいつかきっと訪ねてみたい土地。お酒をたしなむようになった今なら、バルでシェリーもワインも楽しめますものね☆