場内で、丸ごと1個かぼちゃを買ってしまったから、友人夫妻を招いての、今日のランチのデザートもまた、「かぼちゃのプリン」でした。
今年の基礎科のレッスンでも、「これまで食べたかぼちゃのプリンの中で、一番おいしい!」という嬉しい声があがりましたが、早速復習してくださった生徒さんからも、「美味しくできました」との報告が…かぼちゃらしさとプリンらしさのバランスがちょうどよい配合で、プリン液を裏漉すときの網の目の粗さが美味しさのポイント!
今日のゲストにも、「おいしい〜!」、「なんでこんなに美味しいのかな」と、お蔭さまで大好評。
9月の初めに雑誌の仕事で栗ご飯を炊いて以来、栗ご飯がちょっとした私のブーム。先週の研究科ではリゾットを教え、余った栗で今日のランチも栗ご飯。毎回、愛用のラゴスティーナ社の鍋で、おいしくご飯を炊いています。
剥く手間がやっぱり大変だから、場内で3Lという一番大きなサイズの栗をお願いしました。やってきた栗を熱湯につけて30分、ペティで底の部分の皮をカットして、残りの皮を手で剥いてから、渋皮をまたペティで剥きます。だいぶ早く剥けるようになった気はするのですが、なかなか時間のかかる作業です。
でもね、やっぱり市販の剥き栗で炊くよりおいしい気がして、頑張る甲斐はあるように思いますよ。
夏の講座で好評だった「叉焼」も食べて欲しくて、小さな豚肩ロースのブロックを焼きました。
ホントは子牛で作る叉焼を食べて欲しかったのだけれど、うっかり昨日注文を忘れてしまい…それはまた次回のお楽しみに。口のこえたゲストにせっかくだから、両方の叉焼を食べてもらって、次の機会に感想を聞くのが私も楽しみ!
気の置けない親しい人たちのおもてなしの席は、敢えてメニューも和洋折衷だったり、とにかく頑張りすぎないことを心がけています。
というと立派に聞こえるけれど、まぁ、休日は料理人である私本人もなるべくラクチンに、と思うからなわけですが…職場でのおもてなしとはいえ、仕事とは別の部分でのお食事ですからね。ゲストの皆さんがリラックスできるよう、テーブルセッティングも凝りすぎず決めすぎず、清潔感は大切だけど少し雑然とさせておきます。
「あり合わせのご飯だから、手ぶらでどうぞ」と伝えていましたが、珈琲豆を買ってきてくれました。奥沢の「とがし喫茶室」の「ドン・パブロ」、軽やかでスムーズな飲み口で、とてもおいしい珈琲でした。かぼちゃのプリンにもピッタリ!
珈琲豆の袋の中に、マロやんにも小さなクッキーのお土産が…今日も食いしん坊は元気で大喜び、有難いことです。