佐賀に帰省していた友人の
美少年写真家 大串祥子さんに、嬉野の新茶をお土産にもらいました。
ナンでも、佐賀県の方々はお茶に口がこえているため、やたらなものはあげられないのだとか…頂く日本茶がいつもおいしいので、今回は図々しくもリクエストしてしまいました。
熱い緑茶をさっぱり頂くのもよいものですが、新茶の葉は開きやすいから、ぬるめのお湯でとろりといれます。美しいグリーン、目にも青のご馳走です。
真夏でもやっぱり、あたたかいお茶、あたたかい珈琲が好み。
日本茶にお茶菓子を添えて出すときに、茶托が丸いと同じようなサイズの小さな○が2つ並んで、絵になりずらいのが長年の悩みでした。しかし、たまたま数年前、このバリ島の花のかたちをした小さな木皿に出会ってからは、これを茶托代わりに使うことも多い。
あるいは、四角い小皿にお茶うけをのせることも。それも本来は色つきのガラス製コースターなのだけど、そしてそれはコースターとしては少々滑りやすくておさまりが悪いのだけれど、お懐紙を敷いて一口菓子をサーヴィスしたり、1人分ずつピクルスやお漬け物をのせて食事に添えてみたり、結構便利にいろいろ使っています。
香りを楽しむためにも、暖かいほうがおいしく感じる緑茶とはいえ、蒸し暑い日本の夏にはアイス・グリーンティも美味!
今日のような夏日ともなれば、外からいらしたゲストのかたには、まずは1杯、水だしした冷たい新茶をサーヴィスして差し上げるのも親切ですよね。嗜好性の高い珈琲と違って、お茶を苦手なかたは滅多にいらっしゃいませんし、いかにも涼しげで、これもまた、目からもひんやり涼んで頂けます。
オリーブオイルのテイスティングのお話ではないですが、味わいは舌だけではなく脳でも感じるもの、香りや色というのも、美味しさにとってとても大切なファクターなのですよ。1杯のお茶さえも、丁寧に美しく入れることが大切です。