先週レッスンにみえた生徒さんから頂戴した、フランス産のバターたち。有名なエシレの無塩、有塩、そして、ゲランドの塩の粒入りバター。以前レッスンでも、ボルディエのバターを紹介したことがありますが、バターばかりはヨーロッパのそれが断然美味しいなぁ、と思います。
子供の頃からバターが好き。たくさん食べるわけではないけれど、バター特有の風味が好き。学校給食以外では、トーストにマーガリンを塗ったことがありません。
イタリアに暮らし始めたとき、まずビックリしたのがバターの違い。無塩が基本だということはもちろんですが、普通のバターにも発酵バターのような風味が感じられます。
アメリカには、バターを適温で保存できるように、バターと一緒にお水が入るバターケースもあるそうですね。興味を持ちましたが、バターをあれだけ消費しているフランスでも、そんなケースは見たことがありません。「どうしてだろう?」と考えてみると、合衆国ではバターを塗り広げてサンドィッチを作るのに対し、欧州の人々はパンにバターを分厚くのせてバターも味わって食べている感じ。バターがやわらかい必要がないのかな?
しかし、おいしいバターを頂くと、それだけで翌朝の朝食が楽しみになります。