ヴェトナム北部の料理の「焼き肉和え麺」は、本来炭火で炙ったお肉をのせて、最後に油をかけるものだそう。
今回は家庭で作りやすいようにフライパンで…下味をつけた肉を、香ばしい焼き色がつくように強めの中火で焼き、最後につけ汁を回しかけました。しっかりお味のついたお肉と器の下のほうにひそんだブンを、たっぷりの野菜とともによく混ぜて食べます。
ようやくお昼になりました。昨日まで3日間はお盆休みにしていましたが、生徒さんにお配りする写真を撮り直すために、残ったヌックチャムで連日ヴェトナム料理でした。焼き肉和え麺のもやしの根をとるのが面倒なくらいで、火をほとんど使わないせいか、1人で準備しても意外に手早くできました。ブンを茹で上げたお湯で、もやしを湯通ししたり、作り始めたらあっという間に完成です。
さっぱりして美味しいヴェトナム料理ですが、さすがにちょっぴり飽きました…何でも作って食べる日本人ならではの贅沢な飽き方ですね。
まるで韓国のビビンバのように、混ぜ合わせて食べる「焼き肉和え麺」には、テーブルの薬味やヌックチャムを好みで加えます。こうして最後は各自テーブルで自分の味を作るのがヴェトナム流で、この辺もなぜか韓国料理に似ていますねぇ。イタリアのテーブルでは、カジュアルなトラットリアでさえも、出てきた料理に自分で勝手にいろいろかける人はまず見たことがありません(笑)。文化の違い?
「鶏手羽のレモングラス風味」も撮り直し。
水曜夜クラスの生徒さんへ…レシピに一箇所訂正がございます。水気を拭き取った手羽先は粉(分量外の強力粉または薄力粉)を薄くはたいてから、油で揚げます。申し訳ありませんでした!