昨日は夏休み企画第一弾で、親しい友人一家にパスタとケーキを教える料理教室を開きました。写真は完成したチーズケーキを大胆にカットする小学5年生ののぞ君。
もちろん大人がしっかり見ていなくてはいけませんが、子供さんでも、おもちゃや中途半端な子供用ナイフではなく、よく切れるホンモノの包丁を持ったほうが、かえって怪我がないように思います。
「ケーキのカットが上手い人は、絵が上手いらしい」という話をして、周囲でちらっとプレッシャーを与えたせいか、若干迷い包丁?の跡もみえますが、とっても上手に切れました。大好物だというレアチーズケーキ、お代わりまでして、半分近く食べてくれて、先生は大満足!
大人との間でも、口約束が苦手です。ましてやお子さん相手ともなれば、約束は絶対のもの。「じゃあ、今度、おいしいカルボナーラを教えてあげるね」と約束したまま、昨年はバタバタ続きでドンドン月日が経ってしまい、ずっとずっと心にひっかかっていた料理教室を、ようやく催行できました。
おまけに激務の間を縫って貴重なお休みがとれたパパも一緒に参加されることになり、急きょ、子供料理教室から親子教室に変更。
友人からは、「突然一家で押し掛けることになったけど、ゆる〜い感じで、気楽にやってください」と言われていたものの、心配症なうえに、仕事となると妙に真面目になってしまって、準備や段取りを前日よく考えてから臨みました。まずは、チーズケーキを作って冷やし、ケーキを冷やし固めている間に、一度私がカルボナーラをお手本に作ってみます。が、いつものごとく、「お手本」というには頼りない仕事ぶりで、配合とスピードが命のカルボナーラゆえ、のぞ君にも笑われながら必死で作りました。失敗をカバーすることだけは異常にうまい私。
「メニューのバランスとしてどうなの?」と迷ったけれど、栄養のバランスは他の日にとってもらうことにして、のぞ君の好物に絞って決まったメニューが、カルボナーラとレアチーズケーキ。サラダとパンを添えて、大人用にあさりと生海苔のパスタも作って、試食。2度目のカルボナーラはほぼのぞ君1人で作ってくれたのですが、身近に感じられる手本がよかったせいか、彼のパスタ(写真)のほうが滑らかで上出来!
帰宅後、「今日はありがとうございました!おかげで勉強になりました!自分で作った料理を食べるって良いですね。また、よろしくお願いします!」と嬉しいメールをもらって、お母さんからも、「たいそう楽しかったようです。『おいしかった、勉強になった』いうより、とにかく『楽しかった』が先らしい」というご報告を受け、最初は少々複雑な気持ちでしたが、考え直しました。楽しいのが何より、楽しいことは長続きしますからね。
そもそも私は大抵男性に胃袋をもっていかれるほうなのですが、男の子だってこれからは絶対に、どんどん厨房に入って、「普通に」料理ができたほうがよい、と思っていますので、また次回が今から楽しみ!