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 ~ イタリア料理・西洋菓子教室主宰 田中玉緒のオフィシャルブログ
浜松に…
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週末は、念願叶って、浜松市内にある日本料理の「弁いち」さんに食事に行きました。

季節を感じさせる食材や地のものをふんだんに使ったお料理の数々と、料理に合わせてもったいないようなお酒を次々出して頂いて、身も心もすっかり大満足の一夜でした。



日本人としては実に恥ずかしいことに、残念ながら、きちんと和食を学んだことがありません。

調理師学校を出ているわけでもなく、正直なところ、続けて料理学校に通ったのは後にも先にもミラノだけ…食べ歩いたお店にしてみても、やっぱりイタリア料理が中心です。

そんな私が和食について蘊蓄を傾けるのも失礼なことで、ひたすら「しみじみおいしい」と、出されるままに食べ続けていたわけですけれど(だって、「おいしいもの」はやっぱり素直に「おいしい」としか言いようがないのです)…どんなに手をかけて作っても料理は消えてしまうもの、その「おいしかった」記憶を残すための手がかりに、せっかくですから感じた通りの感想を簡単にメモしておきます。

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最初に頂いたのは旬の前菜の盛り合わせ。

富山のほたるいかに地元で穫れた大粒のあさりのぬたや天然のこごみのごま和え、稚鮎のあられ揚げや美しい色合いの小さな春子鯛の手まり寿司などなど、目にも楽しく、味わいや食感に変化があって、続くお食事にさらなる期待が膨らみます。

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吸い地も和食やさんの力量が計られるところ、お椀がおいしいというのも素晴らしいことだと思いました。

山独活やかんぞうの沢煮椀には、ふっくら香ばしく焼けたふぐの白子が入っていて、大変な美味。華やかな塗りの器もとても素敵でした。

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大きな山葵の葉に盛り込まれたお造りもおいしかった(写真は鯛が足りません。つい、おいしそうですぐに1切れ食べちゃったんです…)。

繊細な下ごしらえが施されたさよりの身の厚さにも驚きましたが、頃合いをみて〆られた鯛のお造りの適度な弾力には感激!〆た直後で身がしまってかた過ぎても味わいを感じづらいものですが、久々においしい鯛を頂きましたよ。

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これもまた残念なことに、体質的に今ひとつ日本酒に弱い私も、一通り少しずつ、たくさんのおいしいお酒を味わわせていただきました。

何しろ、「弁いち」さんは、日頃教室で働いてもらっているスタッフの鈴木さんのご実家でもあるわけですから、ここで酔いつぶれるわけにはいきません。でも、自己最高記録の酒量のわりに、翌朝の目覚めもよく、銘酒は翌日残らないというのは本当なのかもしれませんね。

そうは言っても、カメラのほうはだんだん怪しくなってきて、写真はまぁ、もうどうでもいいから「おいしいものは出されたら早く食べたい」と、後半の写真は相当おそまつなものに…よって、ここには載せないでおきますが、この後もおいしいお料理が続きます。

自家製のアンチョビソースで頂いた、京都の筍のおいしさも忘れられません。

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最後に桜えびのかき揚げ丼を出して頂いた頃には、もう本当にお腹が一杯!

それでも、さくっと上がった香りのよい桜えびとおいしいご飯はお腹のどこかにきちんとおさまるもの。半分はそのまま食感や風味を味わって、残りは天茶でさらさらと頂きました。

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日本酒に明るくない私にはもったいないような珍しいお酒をあれこれ出して頂いて、本当はそれについても全て語って記録しておきたいところなのですが…最後に出された古酒の味わいには本当にビックリ!甘さもすっきり上品です。

前日の夜、都内にある知り合いのリストランテで珍しいイタリアワインをたくさん紹介してもらって飲み、「ワインの世界は本当に奥が深い…」と感心していたのですけれど、日本酒も同様に実に奥深いものなのですねぇ。

経験に甘えて守りに入ることなく、新しい素材や調理法にも果敢にチャレンジされる一方で、丁寧で安心できる実直な印象のお料理を前に、私もまだまだ頑張らないとと刺激を受けて帰ってきました。

鈴木さん、本当にありがとうございました。

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さてさて、浜松往きの前日から、楽しみにし過ぎたせいか、体調を少し崩していたのに(よって、雨女の登場にも浜松は快晴で何よりだったのですが…)、おいしい料理の数々にすっかり元気になって帰京しました。

丹精込めた手作りのきちんとしたお食事を頂くと、元気が沸くし、「食べもの」にはそれだけの力がありますよね。

しかし、作ってもらった料理を頂いてばかりではなく、「私の料理でも誰かに幸せな気分になってもらいたい」と、今朝は早起きして子供会のケータリング用にフォカッチャを焼き、パスタのソースを準備しましたよ。ランチタイムに、子供たちが喜んでくれるといいな。
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by amarone-masi | 2009-04-20 10:41 | | Trackback | Comments(0)
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